左側の画像はアメリカのある大学で撮影されたマウスの脳内神経細胞です。数ミクロンの神経細胞が接続している様子を染色して撮られたものです。右側は宇宙物理学の国際チームが銀河が成長する様子をコンピュータでシミュレーションした画像です。核のようなものがあって、その核を中心として網の目状に線が伸びています。全く別の自然現象ですが、驚くほどよく似ています。インターネットのネットワークや大都市での人の流れ、空港間の離発着も同じだそうです。ヒューストン大学の物理学教授は「こうして考えられるネットワークの形成には、ある一つの基本的な法則が共通して働いていることを示唆する」と述べています。
原子が集まり分子となり、分子の集まりが組織になる。それが集まると人体。人が集まれば社会ができ、それが、国、世界、地球、太陽系、銀河、銀河団・・・そして宇宙となる。小さな原子から巨大な銀河に至るまで宇宙の全ては同じ法則に従っているので、脳神経のネットワークも宇宙の銀河も同じ様相を呈するのです。社会でも、私たちは仕事や勉強、病気などをそれぞれ異なったものと考えて対処しがちですが、本質的には全て同じです。物事の本質が重要というのはこのためです。 全ては相似象で繋がっているとすれ、私たちの住む銀河系実は超越的な生命体の脳神経細胞なのかもしれません。そして私たちはその一部に過ぎない。考えれば不思議なことですね。