自律神経失調症とは特に原因が思い当たらないのに様々な症状で悩まされる病気です。精神的な症状も出ることから、心療内科の受診を進められるケースもあります。しかし診察を受けて、服薬しても、症状が改善しないことが多いようです。
自律神経失調症の改善には呼吸法がおすすめです。なぜなら呼吸と自律神経は関係があるからです。自律神経は自分の意志ではコントロールできませんが、唯一呼吸を通してある程度コントロールできます。腹式呼吸のようにゆっくりとした呼吸をすると、副交感神経の働きが活発になり、リラックス状態を作り出すのです。
普段の慌ただしい生活の中では、「胸」で息をすることが多くなっているため、呼吸が浅すぎて深いリラクゼーションを得ることはできません。意識的に「腹」で呼吸をすることで、心身を落ち着いた状態に戻すことができます。
このように、腹式呼吸を繰り返すことで自律神経失調症か改善に向かうことが期待できます。つらい症状でお悩みの方は、毎日の生活で少し時間をとって、腹式呼吸を取り入れてみてはいかがでしょうか。