朝仕事に向かう途中、無性にコンビニに行きたくなりました。普段私はコンビニに行くことはめったにありません。しかし「行かなければ!」という湧き上がる気持ちに従いました。せっかく来たのだからと、朝食にと菓子パンを購入し店を出ようとしました。すると、隣のレジの荷物置きに、長財布が置いてあるではありませんか。きっと私の前に並んでいた女性が置き忘れたのでしょう。その方がコーヒーメーカーの前におられたので声をかけると、驚いて「ありがとう」と言い慌てて取りに行きました。お礼を言われると嬉しいですね。このために私はコンビニに行かされたのでしょうか。心の声に従った結果です。

今回コンビニに行ったこととお財布を見つけたことに、論理的なつながりはありません。偶然と言われればその通りです。しかし「無性に〇〇したくなる」という直感は皆さんもあると思います。そんなときは、気持ちに従うと良いと言われています。イスラエルのある大学の研究によると、最初に感じる直感はまず正しく、的中率は90%というから驚異的です。私の経験則でも、良い出来事や出会いに巡り合う。災いの被害が少なくて済んだこともあります。この感覚を生理学的に表現すると、直感や閃き、イメージ力を司る「右脳に従え」ということでしょうか。

普段社会で私たちは、物事の道筋や常識に照らし合わせたり、損得で行動するように要求されます。この左脳の論理的思考に従うことは、社会の安定や人間関係の維持に必要です。しかし、右脳の感覚を無視し続けていると、充実感は少なくなります。本当の自分を見失うからです。試行錯誤を重ねれば、誰でもこの感覚は磨くことができます。その力が自分の羅針盤となり、後悔のない人生を歩むことができるのです。自分の感覚を信じることの大切さを確認できた出来事でした。みなさんもこんな体験があったら教えて下さいね。