巷には睡眠について様々な情報が溢れています。多くが「7~8時間の睡眠時間を確保しなさい」というものが多いですね。「量より質」という言葉があるように、睡眠にも質があります。実は、私たちが気にしなければならないことは「睡眠の質」なのです。

なぜかというと、質が良いと同じ睡眠時間で効果的に体力を回復させ、翌日の集中力を高めることができるからです。睡眠の「質の良い」のか「質が悪い」のかは、自分でも簡単に判断することができます。

質が高い睡眠とは

・朝、目覚ましや親の呼びかけなどの刺激なしで、勝手に目が覚める。
・目覚めたとき、体のだるさがなく、スッキリしている。
・すぐに布団から起きることができる。

質が悪い睡眠とは

・目覚ましの音や呼びかけにも、すぐに反応しない。
何度も目覚ましを止めてしまう。
・体に痛みやだるさがあり、すぐに布団からでることができない。
・熟睡感がなく、すぐにパチッと目が開かず、ぼんやりしている。

ご自分の朝の目覚めを振り返っていかがでしょうか?朝の目覚めが良いということは、質が良い睡眠だったということで、心身のコンディションも良いのです。

この状態で一日をスタートさせて勉強やスポーツに取り組むと、良い結果が出ます。逆に、体がだるかったり、凝っていたり、ぼんやりしていたりしているときは、睡眠の質が悪く、心身の疲れが十分に回復していない証拠です。しんどい状態からスタートしても成績は伸びません。

物事を取り組む前に、体がどんな状態であるかが重要なのです。その目安が「朝のスッキリした目覚め」であり、質の高い睡眠をとることがその基本になっているのです。次回、質を上げる方法をご紹介します。